女性に嬉しい効果が出る乳酸菌とイソフラボン

イソフラボンというのは大豆の胚芽部分に多く含まれている成分ですが、ポリフェノールの一種です。
抗酸化作用があり、女性ホルモンと同じような働きをしてくれるため、特に女性から人気の高い成分です。
イソフラボンにはグリコシド型とアグリコン型があります。
グリコシド型は腸内細菌の酵素β-グルコシダーゼの働きによって糖の鎖部分の連結が切り離されてアグリコン型に変成します。
アグリコン型は周りに糖がくっついていない状態なので、糖の鎖部分を切り離すことなく利用できるため、腸内での吸収能力が高いとして知られています。

ただグリコシド型のイソフラボンを摂取した場合でも、乳酸菌によって簡単にアグリコン型に変換することができるため、吸収効率はアグリコン型と変わらなくなります。
例えば乳酸菌L-55の場合、β-グリコシダーゼを産生する乳酸菌なので、豆乳と共に摂取すればグリコシド型でもアグリコン型に即変換してくれるので、腸への吸収率が高くなり、効果を実感しやすくなるのです。

豆乳と乳酸菌が共に摂取できる商品等がありますが、豆乳に含まれるイソフラボンを有効的に体内に吸収させるために、乳酸菌がいい働きをするのです。
豆乳を選ぶ、またイソフラボンサプリ等を選ぶ場合には、乳酸菌配合かどうか、という点も確認しておくといいでしょう。