乳酸菌を牛乳で摂る
成長期の頃は毎朝食卓に牛乳が出されていたという人も少なくないでしょう。
また給食には必ず牛乳がセットされています。
カルシウムなど栄養豊富な牛乳は育ちざかりの年齢には欠かせないものですし、高齢者にとっても骨粗鬆症予防になる飲み物です。
チーズやヨーグルトなど乳酸菌が豊富な食品は牛乳から作られることが多いのですが、その元となる牛乳には乳酸菌が含まれているのでしょうか。
まず、通常スーパーなどで販売されている牛乳に関しては品質を一定させる、安全に飲んでもらうという事から、殺菌処理が行われてしまうので乳酸菌が入っていることはありません。
乳酸菌は高熱にとても弱いので、殺菌の際に死滅してしまうのです。
パッケージを見ると殺菌処理方法が記載されているはずなので確認してみるとよくわかります。
ただ殺菌処理した牛乳ではなく低温殺菌で処理した乳酸菌が含まれる牛乳もあります。
低温殺菌は63℃から65℃で30分、(死滅しないぎりぎりの温度と時間)処理しています。
この方法の場合、乳酸菌が含まれた牛乳となります。
ただ、乳酸菌のほかにも処理されない微生物が残るため、日持ちせず、牧場などでふるまわれるもの以外、ほとんど市場には出回らないようです。
でもここ最近の乳酸菌の研究で死滅した菌類も、私たちの体に健康効果を与えてくれるという事がわかっていますし、カルシウムなどそのほかの栄養素が豊富で成長期に欠かせない飲み物という事に変わりありません。
乳酸菌の種類は様々あります。自分に合うものをみつけてみましょう。